キャンパスライフ 

社会福祉学専攻では、多くの社会人院生が職業を持ちながらも勉学に励んできました。しかし、「仕事との両立って本当にできるのだろうか?」」など、不安もあるでしょう。そこで、実際の社会人院生の声を聞いてみました。

大学院での学び - 仕事へのモチベーション −
              看護福祉学研究科 社会福祉学専攻2年(児童養護施設勤務) 堀田悦子

 私は現在、福祉施設に勤務しています。そこでは毎日、入所者の抱えている問題(悩みや課題)に対して、より良い解決が出来るように、常に問題意識を持ちながら、支援しています。しかし、長年施設という狭い世界にいると、井の中の蛙というか、狭い世界しか見えなくなりがちになります。また、多様化する社会の影響を大きく受け、日々変化する入所者に対して、自分の支援が本当にベストなのか、迷いが出てきます。いろいろな研修を受けたり、講演などを聞いても、長年現場にいると、簡単に自分の価値観や考え方を変えることはできません。そんなジレンマの中、目先の手法や支援方法ばかりに目を向けるのではなく、もう一度社会福祉の原点に戻り、自分にとって福祉とは何かを学んでみたいと思い、大学院での学びを決意しました。

 実際に入学して驚いたのは、少人数での、毎回がゼミ形式の授業が行われていることでした。そこでは、これまで関わることがなかった職種の仲間たちと共に、福祉という共通のテーマで、先生方の助言を頂きながら、討議を重ねることにより、今まで知らなかった世界を知ったり、思いもよらなかった見方や考え方を学ぶことが出来ました。特に、何気なく言った話を、より深く掘り下げられるように、細やかに助言・指導してくださる先生方とのやり取りは、まさに大学院での醍醐味です。この一年で受けた刺激は、自分を大きく変えるきっかけとなり、常に広い視野で問題意識をもち、それに対して積極的に解決しようという姿勢は、自分に対して自信となり、仕事に対する思いも熱く変化したのではないかと思います。

そこで、仕事を持ちながら、大学院に通うことに理解を示してくれた職場の仲間たちに対し、今の自分に出来ることは何かと考えた時、私が学んだ新しい支援のスキルや情報を、仲間たちと共有出来ないかと思いました。もちろん先生方の知識や技術には全くかないませんが、大学院で学んだことを人に伝えるということは、その内容を自分なりに再度振り返り、重要な点や問題解決への見方や考え方など、自分自身がじっくりと学びなおさないと、人にはなかなか伝わりません。人に分かりやすく話をするために、再度自分自身が振り返り学びなおす。また、その過程で新たなことに気づき、それを新たな課題とする。他者からの押しつけや指示ではなく、自ら気づき学んでいこうとする、このことが、今の私の仕事へのモチベーションとなっています。

とくに女性にとって、家庭と仕事の両立は難しいことですが、もし余裕があれば、もう一度学生に戻るのも、長い人生の中で意義あることと思います。何歳になっても学ぶ気持ちを失わずに、常に向上心を持ち続けていたいと思います。


社会人の方は仕事との両立のためのスケジュール確認ができます。また、大学院で学んだ社会人修了生の体験談を掲載しています。

ページのトップへ